応用分野
適用事例では、部品など実際の「モノ」を単位としてツリーを構成していましたが、
必ずしもこのようなモノではなく、業務手続きやワークフローなどをツリーとしてみなすことで
さまざまな分野や業務に利用することができます。
現在PASSCELLの導入が検討されている応用分野を、以下にご紹介します。
1) 経理業務
いまやどのような企業にも規模の差はあれ、経理業務はコンピュータで行われています。しかし、経理業務用パッケージソフトウェアや独自に構築した経理システムであっても
パッケージソフトウェアが用意している機能や処理の存在yた、対象データを扱う必要が生じた場合には、
Excelや電卓を使って手作業での処理が発生します。
また独自に構築した経理システムといえども、法改定や業務の変化によって
システムが想定しない処理やデータの取り扱いが必要となります。
このようなパッケージやシステムにおいて、
・対象とされていない処理やデータ
・変更が生じる処理やデータ
をカバーし、自動化を行うために、PASSCELLを適用します。
ユーザが容易にルールを定義できるために、システムの更新コストを低く抑えながら
これまでは何度も同じ手作業を繰り返していた煩雑な業務を自動化させることが可能です。
2) 大学病院・医学部・医師
医療の現場では、医師とそれを支える看護士をはじめとしたスタッフ間のコミュニケーションが正確な医療行為を行う上で、大変重要な鍵となります。
そのためには、単なるカルテや指示書ではなく、『なぜそのような医療計画になったか』を
容易に確認できる仕組みが必要であり、また視認性の高い情報の表現方法が必要です。
PASSCELLはツリー状に情報を管理し、色や画像を使った表現が可能であるため、
視認性の高い情報共有を行うことができます。
さらには、単なるプログラムによる判定ではなく人間(医師)によって
判断しなければならないケースもあるでしょう。
PASSCELLであれば、すべてを自動化するのではなく任意の判断に人の判断を仲介させつつ、
自動化を行わせることが可能です。
医療点数計算などの変化の激しく複雑な医療事務にも、PASSCELLを適用することによって
柔軟で迅速な対応が可能となります。
3) 人材派遣業
昨今ますます流動化する人材を『派遣』という形でサポートする人材派遣業では、勤怠管理や給与計算は業務の要とも言える処理です。
しかし、こうした人材派遣業におけるこれらの処理は、
・短期間に人員が出入りする
・派遣先が多岐に渡るため、それぞれの派遣先に合わせた給与形態や判定基準が必要
・国際化による国籍の違いや、スキルに応じた適正な待遇の組み合わせで複雑なルールである
といった理由から、非常に負荷の高い業務です。
このような形態での勤怠や給与計算に、専用のシステムを構築していては
システムの改修や変更は、非常に困難となることでしょう。
しかし、PASSCELLによってこうした業務を、ルールすばやく変化させながら適応させていくことが
可能です。
4) インターネットインフラ関連企業
ネットワーク上に分散したネットワーク機器やサーバを管理することは、また、通信経路も相互に接続され、一箇所のトラブルが広範囲に影響することになります。
こうした捕らえにくい相互関係を、PASSCELLならば可視化した形で表現し、
また実際にどの動作をシミュレートさせることが可能です。
こうしたPASSCELLの能力を利用して、
あらかじめトラブルに対する検討や、適切な設計を複数のスタッフで共有しながら進めることが
可能になります。
5) ワークフロー管理
複数の工程を経て実行される業務では、そのワークフローの管理を行う必要があることでしょう。そのワークフローが必ずしも一種類の決まりきったフローではなく、条件によって
異なる手順や判断基準が使われるのであれば、なおのことどのような過程を経て
最終的な結論に達したのかを追跡(トレース)できる必要があります。
PASSCELLは、ツリーでワークフローを表現し、フローを自動的にたどりながら
業務をすすめていくことができます。
また、ツリーは値を表としていつでも表示させることができるため、
ツリーだけでは扱いづらい値を取り扱うことが可能です。
6) SOX法対応
SOX法については既に多くの言及がなされていますが、日本においても日本版SOX法ともいわれる金融商品取引法が
2008年3月決算期から施行される見通しであり、2008年3月決算期から施行予定です。
元々SOX法とは、2002年に米国で誕生した企業改革法(サーベンス・オクスリー法)の目的は、
会計監査制度の充実と企業の内部統制強化であり、
企業の会計不祥事やコンプライアンス欠如などの防止を目指すものです。
つまり、ここで必要となるのは、
業務プロセスの可視化とモニタリング、そして記録・保持の仕組みです。
PASSCELLは、全ての処理プロセスと処理過程の値へのアクセスが可能であるため、
動作するシステム自体がそのまま可視化・モニタリング・記録の機能を
実現しています。
7) 教育・ノウハウの継承
業務ノウハウを継承していくには、行っている業務をドキュメントとして書き下していくか、業務そのものを見せて実際に作業させていくしかありませんでした。
たとえそのドキュメントがデータベースなどで管理されていたとしても、
それはきちんと探し出せるのでしょうか。
PASSCELLであれば、業務そのものをPASSCELLに作ってしまえば
動作しているシステムそのものが常に参照できるドキュメントとして利用することができます。
ドキュメントとシステムは一体であるため、仕様書と実際に稼動しているプログラムの
仕様が違うといった状況を防ぐことができます。
8) 既存アプリケーションへの組み込み
ここまでご紹介した応用分野は、エンドユーザを対象としたものばかりでしたが、
アプリケーションやシステムを開発・構築・保守するソフトウェアハウスやSI企業にとっても
PASSCELLは有用なツールとなり得ます。
前述したSOX法対応が必要なアプリケーションや、
頻繁に運用ルールや判断基準が変更になるターゲットにむけて、
従来のアプリケーションやシステムにPASSCELLを組み込むことで、
変更や例外処理に強く、修正コストを押さえ、またプロセスの明確化と記録といった
メリットを強化することができます。
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